開催日時 | 平成25年10月27日(日) |
会 場 | 日本青年館ホテル(東京都新宿区霞ヶ丘町7-1) |
平成25年10月27日(日)数日前より日本に上陸をしていた大型台風によって危ぶまれていた開催も、当日には快晴となり天候も味方した大会日となりました。今回は東京都霞ヶ丘町にある古き良きホテル、日本青年館ホテルを会場とし開催致しました。
開会式ではご来賓代表として日本獣医生命科学大学教授佐向敏紀先生よりご祝辞を頂戴し、今年度初の動物看護師として協会会長に就任した横田淳子元副会長より、開催にあたってのご挨拶を致しました。
講演として横田会長より統一認定試験の県別取得人数などを用いた動物看護師の現状や今後動物看護師自身が変わり、そして変えて行かなければならない事をお話し、シンポジウムの場では動物看護師の質の向上をテーマに第一線で働く動物看護師より現在の職場での仕事内容やモチベーションの維持、専門学校からは動物看護師教員の雇用の必要性などをお話し、会場の皆様よりご質問を受けながら今後私たちの仕事がどうしたら専門職として発展していく事が出来るのかを議論していきました。また職業倫理のディスカッションではセミナー参加の皆さんに倫理綱領をお配りし、動物看護師が専門職としての意識を持つために知って頂きたい、心に止めて頂きたい内容を開催致しました。
午前中からは始まった一般口演発表では1日を通して全18題(ポスター発表3題)が行われ、学生から現職まで多くの皆さんがご自身の研究成果を緊張しながらも自信を持って発表されている姿を拝見し、今後病院業務だけでなく研究に取り掛かりながら精進していく皆さんがさらに増えていく事を期待しました。
また今回は会場のご厚意により、わんちゃん入場が許可されAFC家庭犬公認インストラクターの田村文先生による実際に犬を使ってのしつけセミナー行いました。
ランチョンセミナーでは帝京大学アニマルサイエンス学部准教授 加隈良枝先生より「動物福祉のために動物看護師ができること」と題しましたセミナーでは各国の動物福祉への取り組みや考え方、まだまだ浸透されない現状をお話して頂きました。
午後は佐野忠士先生による「動物看護師として周術期管理を学ぶPartⅠ~麻酔薬の管理と副作用の理解~」が行われ、長時間のセミナーでしたが参加されたみなさんは集中力途切れることなく、セミナーに聞き入っていらっしゃいました
大会終了後は皆さんお待ちかねの懇親会です!今回は学術奨励金の発表も設けられました。
そして皆さんがドキドキのアワード発表へ。発表者の努力が形となって現れる瞬間は何度見ても涙を流さずにはいられません。
JVNAアワードでは横田会長より受賞景品のアイパッドを授与、ヒルズアワードでは日本ヒルズ・コルゲート株式会社坂根弘先生より記念品が授与されました。
懇親会終盤には理事有志による余興も行われ、思わぬ出し物に、会場全体大爆笑の渦と化していました。
今年も皆様のご協力によって無事開催できた事をこの場を借りてお礼申し上げます。
毎年の反省を活かしながら、一歩ずつより良い大会へと目指して参ります!
☆第3回動物看護大会 一般口演アワード受賞者☆
●JVNA最優秀アワード受賞
様々な事例における経鼻カテーテル栄養管理例
藤岡 沙弥香さん(かみがいち動物病院)
●ヒルズアワード賞
寝たきりの褥瘡発生高齢犬の看護~サーモグラフィの有用性に関する一考~
小林真歩さん(日本獣医生命科学大学獣医学部 獣医保健看護学科)
☆川柳受賞作品☆
【最優秀作品】
また明日 祈る思いで 後にする (ここみる)
【優秀作品】
メタボです これは毛じゃない 脂肪です (ひとり王将)
ダイエット 指導する側 私もだ・・・ (ホルスタイン部)